第1357回 湘南学園インターアクトクラブの取り組み

2017年12月1日

~東京オリンピックにむけて始動開始~
 
 2020年に開催されます東京オリンピック、その中の競技種目に「セーリング」があります。そのセーリング競技として使用される会場が、ここ湘南学園から程近い、江ノ島ヨットハーバーです。江ノ島ヨットハーバーは、歴史あるヨットハーバーで、1964年に開催された東京オリンピックにおいても、セーリング会場として使用され大会に貢献した経験をもっています。セーリング競技に関わる方にはここ江ノ島ヨットハーバーは、”垂涎の地”といわれているとお聞きしたことがありました。
 
 地元藤沢市も東京オリンピック準備に向けた動きを加速するなか、湘南学園インターアクトクラブの新たな取り組みを加えることにしました。その1つが「東京五輪に向けた英会話講座」の創設です。この英会話講座はネイティブスピーカーが担当するもので、2020年の東京五輪にむけて原則毎週開講されることになります。しかも受講料は藤沢南ロータリークラブからの支援で賄われるため無料という特典付きです。地域藤沢で支える国際的イベントに、地元湘南学園からの貢献は英会話によるボランティアスタッフという点でも、中高生らしさが発揮されたものといえるでしょう。
 
 2020年の夏には、江ノ島とその周辺で競技展開されるセーリング競技を観戦する国内外のお客様が大勢いらっしゃいます。特に海外からのお客様に、セーリング競技会場としての道案内等はもとより、歴史ある名勝・旧跡のある江ノ島、鎌倉や広く湘南の魅力を、言語圏としては最も大きい「英語」を通じて、理解いただき、また興味をもってもらいたいのです。そのボランティアスタッフの役割を担いたいとする学園生に、との狙いから始められました。
 
 もう1つが、「慶應義塾大学生と学ぶ英会話講座”English Mission Tour”」です。この企画は、海外留学や海外生活の経験のある慶應義塾大学の学生が、学園生に生きた英語を教えに来てくれるという貴重なイベントと言えます。「英会話をやって少しでも英語を話せるようになりたい!」「英語を学ぶ楽しさを知って英語力を伸ばしていきたい!」という目標をもった学園生にはぴったりです。
 
 期せずしてインターアクトクラブの2つの取り組みは、いま私たちが大事にしているフレーズ「湘南から未来へ」を具体化したものとなりました。多くの学園生が意欲をもって臨んで欲しいものです。「未来」はあなた方の「一歩」を待っているのですから。
 
 共に歩き出そう、私たちの「未来」に向けて。