第294回 前期期末試験の初日まであと1週間

2011年9月5日

 毎年9月のこの時期は、生徒諸君にとって「しんどい」、でも大切な意味を持つ期間であると思います。
 日本の9月は残暑が更に厳しくなっています。再開した学校の生活に身体と心が慣れるまでに時間も必要です。特に朝のリズムの再建が重要です。
 中には夏休みの宿題で未完成の教科があり、「9月最初の授業で提出」を前に慌てて睡眠を削って追い込んでいた諸君もいることでしょう。「体調の維持」と「気持ちの切り替え」が特に大事な時期なのです。

 前期期末試験は、来週の12日(月)からスタートします。この土日には試験対策=総復習に全面着手したことでしょう。そして現在受けている授業の内容も、当然試験範囲に直結します。
 「試験1週間前」にあたる今日からクラブ活動も規制されました。そして今週は、特に中学では学年ごとの取り組みも強化されます。
 「朝自習」や「朝テスト」が行われたり、指名や希望で「放課後学習会」が行われたりします。部活もないので、放課後は学年の教室やラウンジ・スクウェア、図書室などで、友達とあるいは一人で残って勉強していく諸君もかなり多くなります。

 中学生だけでなく高校生の諸君も、朝や放課後、校内のいろんな場所に「指定席」を得て黙々と勉強しています。「自宅直行組」の諸君ももちろんいます。
 夏休み中にひとつ感心したのは、何名かの高校3年生がほぼ毎日登校して、友達と共に受験勉強に励んでいる姿でした。いつものように学校に来て勉強するが一番はかどりますから、と言われた時は嬉しかったです。

 「後悔先に立たず」の名言は普遍的です。期末試験大勝利を決意して、納得できるまで地道に一歩一歩、復習を積み重ねて欲しいものです。