第1389回 友と繋がる学園祭

2018年10月5日

2018年9月29日(土)、30日(日)に第68回学園祭がされました。

「生徒による学園祭」として行われてきた伝統行事です。

 

この学園祭では、生徒諸君の様々な表情を見ることができるのです。

まずは、準備段階の表情です。すべて生徒諸君の企画で始まるこの行事は創造的で、とてもやりがいのあるものなのですが、同時に、議論を繰り返し調整をし、意思一致をするための努力をしなければならないので、とても粘り強い取り組みが要求されます。彼らの課題を乗り越える表情は真剣です。

次は、学園祭当日の顔。友と過ごす時間を大切にする瞬間です。彼らの表情は明るく輝きます。

実に眩しい。

限られた条件の中で彼らが友と共有する貴重な時間の重みを思うと、こみ上げてくるものがあるのです。この瞬間を忘れないようにしようとしているのが伝わってくるのです。

そして、学園祭後の表情です。彼らにとって学園祭の片付けは、単なる作業ではなく「友と一から作ってきた学園祭の振り返り」でもあるのです。片付けをしながら、どのような議論をしたのか、友と力を合わせることが何を生み出したのか、後輩には何を引き継いだらいいのだろうか、など、いろいろなことを考える大切な時間なのです。その時の彼らは、行事が終わったあとの少しの寂しさと同時に大人の表情をしています。

いろいろな表情を見せながら、彼らが友と繋がっていくのを感じます。

だから学園祭はいいのだな、と私は思うのです。

今年もこの学園祭では、生徒諸君のさまざまな「顔」を見ることができて感動的でした。

実は、この学園祭は生徒諸君だけではなく、様々な方々のご参加にも支えられています。PTAバザー実施に向けては役割を担ってくださる保護者の方々が、準備に半年の時間をかけてこの日のために力を合わせてくださっています。また、地域の方々のご参加によって学園祭が盛り上がります。カフェテリアでは、おいしい特別メニューで奮闘してくださり、卒業生もこれに加わってくれます。同窓会や後援会の皆様も訪れてくださいます。まさに「暖かなチーム湘南学園」を感じるひとときです。

人が集まり、何かを作ろうと心を合わせ、そして力を合わせたときに、素晴らしいものが生まれる。

学校とは、そうしたことを感じることができる大切な場の一つなのだと思います。