第290回 今日は授業最終、明日から個別面談期間へ

2011年7月13日

 学園の事務所入口前に、ランタナの花が咲いています。事務パートのある男性の方がお花に詳しく、時々季節の花を植えて育てて下さいます。
 ランタナは、開花後に時間が経つと花の色が変わる不思議な花木で、「七変化」とも呼ばれます。とても丈夫で、6~11月頃まで本当に長い間咲いてくれます。蒸し暑さに耐え、晩秋の寒さ到来にも耐える、けなげな花です。いろいろな色を楽しめて、筆者も大ファンになりました。

 さて、今日は夏休み前の授業最終日です。3校時までが授業ですが、「特活」や「進路講演会」が午前中から入る学年もあり、「熱中症セミナー」を行う学年もあります。生徒による「授業評価アンケート」は全学で実施され、しめくくりで「夏休み前全校集会」や「大掃除」が行われます。

 明日からは、個別面談期間が3日間設定されています。この新年度になってからの、生徒諸君の学校生活の様子や学習・成績について、また夏休みのスケジュールの確認、過ごし方のポイント、今後の課題について、担任の先生からお話をいたします。保護者や生徒本人からは、ふだんの家庭での様子やこれからの予定や希望について話していただきます。生徒一人ひとりの現状を踏まえて、保護者だけとの「二者面談」にするか、本人も入って「三者面談」にするかは、担任の判断やご家庭の意向を受けて選んでいます。

 お一人15~20分くらいが基本ですが、個々の生徒によっては1時間以上の長い懇談になることもあります。成績の面で今後の進学・進級が心配される場合には、学校よりお話が入る場合もあります。この3日間だけで全ての保護者の方々と面談するのが難しく、その前後の期間に広げて面談を組んでいる担任の先生もいます。

 生徒諸君には、この時期何よりも、これから始まる長い夏休みに向けて、「こんな状況だからこそ、毎日を大切に、いろいろしっかり取り組んでいこう!」という決意を固めて欲しいと思います。東日本大震災、福島原発事故からの復旧、復興の取り組みは、この猛暑の中でも続けられていきます。社会の動きにもしっかりと目を向けながら、9月中旬に待っている前期期末試験も意識して、この夏休みこそ勉学にひそかに燃え、チャレンジして欲しいと願っています。

 さてこの『校長通信』は、生徒全体の登校日に、今年度も毎日発信してまいりました。明日からは、夏休み入りを受けてお休みさせていただきます。
 これまで拙い通信を熱心に読み続けていただいて、本当にありがとうございます。何かご感想やご意見などありましたら、ぜひお寄せくださいませ。

 9月1日からまた再開いたします。節電が国民的な取り組みとなる中で、猛暑から心身を守る課題はさらに切実となっています。皆様それぞれにご健康で充実した夏休み期間を過ごされますよう、お祈りいたします。