第274回 中学生を対象とした放課後の指名補習

2011年6月24日

 先日、開成町のあじさい祭りに行ってきました。その写真をこの通信でも何回か使用させてもらっています。昨年初めて行き、 妻と共に大ファンになった場所のひとつです。
 足柄上郡開成町は、神奈川県内で一番小さな町です。ここから本学園へ 通勤するスタッフもおられます。酒匂川に近い地域に田畑が広がり、碁盤目のように区切る道や水路に沿って約5千株もの アジサイが植えられています。田畑の緑と、天気が良ければ富士山と、色とりどりのアジサイに囲まれて農道や公園をめぐると、 心が洗われ安らぐ思いになります。「あじさい祭り」の時期は多数の人出がありますが、水の流れる音を聴きながら あじさい農道を歩く風情は格別です。NHKの『小さな旅』でも近年紹介されましたが、筆者からも広くお勧めしたい梅雨の すてきな観光スポットです。
 さて湘南学園中学高校は、前期・後期の「2期制」で年間計画をたてています。夏休みをはさんで、次の定期試験は 9月中旬の前期期末試験になります。
 6月第2週に行われた「前期中間試験」の結果を受けて、中学の各学年では英語と数学の「放課後指名補習」が、 今週から再開(中3と中2)、開始(中1)されていきます。
 現在習う内容が今後に学ぶ内容の土台となる部分が大きく、成績の格差も進行しやすい<英語と数学>にしぼって、 成績の到達が厳しかった諸君を指名して行われます。
 週1日ずつの放課後補習には、2名ずつの教科の先生が入り、チームで指導します。課題のプリントチェックなど、 教室に二人の先生がいるので丁寧に進められます。人数は10~15名ぐらいにしぼって、現在の学習内容に沿った 「基礎基本の習熟徹底」に努めています。
 目的は、湘南学園中学生の全員が、基礎学力をしっかりと身につけて、高校でより高度な学習を進められるように することです。「英語は苦手」「数学は苦手」とあきらめずに、「小さなパーフェクト」と「小さな自信」を少しずつ 積み重ねて学習意欲を高め、その先の学習に積極的に挑んでいけるようになって欲しいと願っています。
 補習のある日は、部活があってもすぐには行けなくなります。もちろん補習の受講が優先です。つらいけど 「受講できた方がトクだから!」という気持ちで臨んでもらうように、学年の先生方は励ましに努めています。