第1432回 全学で取り組む地域住民とのイベント企画

2019年11月8日

高校2年生の半田さん、吉川君、阿部君が「全学で取り組む地域住民とのイベント企画」を考えようと、動きました。

 

 

 

 

 

 

 
彼らは・・・、

(・・・被災地視察を通じて・・・)被災した方々が、地域コミュニティで災害による深い傷を乗り越えてきたことを知り・・・、「日頃から地域の方々と交流をしていれば、災害などの困難も乗り越えていけるはずだ・・・」と考えたのです。

 

まず・・・、

 

10月8日の前期終業式の際に、「全学で取り組む地域住民とのイベント企画」を話し合う企画への参加者を募る呼びかけをしました。

 

そして、本日10月29日・・・、

鵠沼市民センターの方、保護者のみなさん、そして中学生や高校生、合わせて20名の生徒諸君たちが中高ホールに集まりました。

 

本日のファシリテーターは、高2の阿部君。

「まず、アイスブレークをしましょう。」と声がけをして、約5人の4グループでの自己紹介からスタートです。

 

「では、次に、ペーパータワーゲームをしましょう。みんなで協力してタワーを作ってください!」と、アイスブレークの第2弾です。

 

「では、そろそろ本題に入りましょう・・・。」と、参加者をぐっと見つめる阿部君・・・。

「まず、湘南学園と地域の方々が繫がることが出来るようなイベントを考えてみてください。但し、一つだけ、守って欲しいルールがあります。・・・人の意見を否定しないで耳を傾けてほしいということ・・・。自由に意見を出し合うためです。よろしくお願いします!」

 

・・・みんなが意見を出し合います。

 

アイスブレークが出来ているので、初対面で(しかも異年齢の人々で)構成される5人グループの輪に「自然な笑い」が含まれる良質な意見交換が展開されます(実に、いい雰囲気・・・)。

 

ここで、阿部君の次の指示が出ます・・・。

 

「では、4グループを2グループに分けて、少し大きな輪で意見をまとめてください!」

・・・この段階に入ると、参加者の動きも良くなっていきます。

 

 

「最後に、一つの輪になって、2グループの意見を発表し合ってください。」

(それぞれのグループの代表が発表し合います‥‥)

 

・・・両グループの意見を聞いて阿部君が・・・・

「僕が思うに‥‥、この二つの意見は、一つにまとまるのではないかと思うのですが・・・。」

 

そして、本日のまとまった意見とは、次の通り。

 

  1. 本校のグラウンドで、食フェス(食のフェスティバル)を行い、人を集める。
  2. この食フェスには、鵠沼海岸商店街の方々などに出店をしてもらう。
  3. グラウンド中央にステージを設営し、歌など、ステージ企画を行う。
  4. 一方、アリーナ内では、将棋やその他、いろいろな体験物のブースを用意して、地域の人々の「得意なもの」を出してもらい、楽しめる空間にする。

以上のようなイメージです。

 

最後に、阿部君が、本日のまとめに入ります・・・。

 

「みなさん、ありがとうございました。では、次回のテーマです。今度は、こうした(1)~(3)の考えをどのようにしたら具体化できるかについて意見を出し合っていきたいと思います。」・・・と締めくくって本日2時間の会は、あっという間に終了となりました。

 

私は、ずっとこの様子を見ていました。

心に残ったこととは・・・

  1. とにかく、自分の言葉で自分の考えを語っている。雄弁。
  2. とにかく、他者の発言に対して「うん、うん・・・」と、頷きながら聞いている。

ファシリテーターの阿部君が「人の意見は否定しないで聞いてあげてください」と声を掛け、参加者がその精神を心から理解して、協力して取り組んだ「話し合いの会」でした。

 

「他者の声に耳を傾ける」

「共感の態度を相手に伝える」

「肯定する」

 

こうした考えが、人の心を柔らかにする。

今日の「会」には、世界を平和にするための術がたっぷり備わっていたと私は感じました。

(次号は、11月22日となります。)