2015年度 オーストラリアセミナー4日目

2015年7月24日

 今朝もメルボルンはさわやかな朝を迎えました。湘南学園生達も、元気に登校し、4日目のプログラムがスタートしました。

 1時間目は、リサ先生の小学3年生のクラスでのESLを行いました。リサ先生は、2014年1月の中旬から後半にかけて約10日間、湘南学園を訪問されたことがあります。その時は、学園の幼稚園・小学校・高校で英語の授業をしていただいたり、合唱コンクールを見学してもらったりしました。ディズニーランドや江戸東京博物館にも行かれ、日本がとても大好きな外国人のお一人です。この授業では、まず、クッキーを粉々に砕いて、それに濃縮されたミルクとチョコレートパウダーを入れて練り混ぜ、それで小さなお団子を作り、それにココナッツをまぶして、かわいらしいココナッツボールを子ども達と一緒に作りました。その後、ギターと笛を持った音楽の先生が現れて、次々とみんなで楽しく歌を間髪入れずに歌い続けました。湘南学園生も「むすんでひらいて」(全快のブログで「どんぐりコロコロ」と書いてしまったのですが、それは「むすんでひらいて」の間違いでした)をジェスチャー混じりで披露し、一緒にのりのりで歌い合いました。歌を歌うって、こんなに楽しいものなんだなぁと改めて実感させられました。

 2時間目は、湘南学園に3回もいらっしゃったことがあるケリー先生の小学2年生のクラスにお邪魔しました。ここでは、オーストラリアの自然や動物や気候などについて、スライドやビデオを使って色々と教えてくれました。そして、何よりも、わずか小学2年生の子ども達が、次々と手を挙げて、これらのスライド等の補足説明をしてくれたのです。それぞれの説明はなかなかしっかりしていたので、これにもビックリさせられました。後半の最後は、学園生とペアを作って、お互いのことを色々と聞き合うチャッティングタイムを設けていただいたので、ここでも英語による楽しいおしゃべりが出来ました。

 3時間目は、小学6年生と一緒に6つ程のグループを作って、それぞれのグループ毎に演劇の台本を読み合わせて、最後にグループ毎に演劇の発表を行いました。この台本は、そこそこのレベルのものだったので、内容も長さも学園生にとってはとてもハードルが高いものでしたが、こうした英語のせりふを声に出して読むこと自体が、英語習得のとても良いトレーニングとなりました。残念ながらすべてのグループが発表する時間はなかったのですが、レイサやミチコやメイヴ達は、「あ~あ、発表したかったなぁ!」と言うぐらい一生懸命に取り組んでいたようです。

 水曜日と木曜日の午後は、毎週ノックス校はスポーツデーになります。この時間には、他校のオーストラリアンフットボールやバスケットボールやグラウンドホッケーやネットボール(= ドリブルとリングのバックボードのない女子用のバスケのような競技)などのチームがノックス校にやって来たりして、午後の時間を使って公式戦を行ったりもします。今日は、学園生達の大半は、ノックスバスケットボールアリーナにバスで行き、そこで、インターナショナルコースの生徒と一緒にバスケやバドミントンをして楽しみました。タカキとリョウは、サッカーを希望したので、別のバスに乗って別の運動施設に行き、ノックス生と一緒にインドサッカーをして楽しんだようです。週に5日ある授業のうち、70分×4コマ=280分もスポーツを楽しめるのですから、どれだけメルボルン市民がスポーツ好きかが分かりますよね。

 今日の夕飯は、ノックスの「ホスピタリティー」という授業を選択している生徒達が、本来、ヨーロッパのクリスマスの日に食べる七面鳥料理を作ってくれて、南半球で真冬の7月にクリスマスを思い出しながらディナーを戴く「クリスマス in July」という企画を催してくれました。生徒達は皆、ノックス校のマークの入ったホテルの従業員のような服装をして、本格的な七面鳥料理とデザートを11時頃から準備を始めて作ってくれたのです。この時は、普段の教室が素敵なクリスマスディナーのレストランに早変わりし、生徒一人一人にクリスマスプレゼントまで用意してくれました。ちなみに、僕やサトキ先輩、さらには、僕の愛犬の「シャンプー」の分までプレゼントを戴いたんですよ。こうしたユーモラスなところが、まさにオーストラリアですよね。
ノックス校の皆さん、今日も楽しい1日を本当に有難う!