第1回エンパワーメントアメリカセミナー 6日目

2017年8月18日

 今朝は、目覚ましアクティビティーとして、12名の生徒と4名のスチューデントリーダーズとの合計16名が、8名ずつで2列を作って向かい合わせになり、目の前に来たパートナーにまずは60秒で昨日自分がしたことを英語で話してみました。自分のスピーチの後には、スイッチしてパートナーが同じように昨日の出来事を60秒で英語で話します。次に第2ラウンドとして、パートナーを入れ替えて、今度は、同じテーマですが、40秒で昨日の出来事を話します。これには1回目よりもぐんとスピードをあげてスピーチする必要があります。その後に、ファイナルラウンドとして、パートナーをさらに入れ替えた後、わずか25秒でのスピーチに取り組みました。これはただ早く言うだけでなく、間を全く開けずに話す必要があり、スピーチしている生徒達の英語は、まるでペラペラ話しているように聞こえました。
 
 今日も、グループ毎にプレゼンをしたり、ボードゲームをやりながら、「東京」「コーヒー」「古代エジプト」「電気」「ダイヤモンド」等、自分が当てられたテーマについて、とっさに英文を作って言ってみるというアクティビティーも行いました。また、新しい取り組みとして、アメリカのスラング「俗語・方言」についても教えて戴きました。アメリカのスラングは、主に学校でのことから発生したものが多いとのことで、例えば、スラングの cut class は don’t attend class を表し、pull an all-nighter は stay up all night を、straight A’s は perfect grades を表すなど、例文を使って合計14個のアメリカンスラングを学習しました。その後に、これぞエンパワーメントプログラムの特徴の1つかと思いますが、これらの学習したスラングを使って、各グループ毎に skit「寸劇」を創作し、それを発表しました。プログラムを初めてまだ4日目ではありますが、日本の生徒達が、いろいろとアイディアを出し合って、短い時間で寸劇の台本を創作し、それをみんなの前で演じるということをやりあげてくれた時には、「子ども達をこのエンパワーメントアメリカセミナーに連れて来て本当に良かったなぁ!」という実感がこみ上げてきました。
 
 授業の締めは、アメリカと日本の文化の違いについて、YouTube で Rachel and Jun Culture Shock という題名のビデオを見て学びました。ビデオに流れる英語はノーマルスピードで、その内容もそこそこのレベルのものだったので、簡単にはその内容を聞き取ることは出来ませんでしたが、確実に生徒達の英語学習のレベルが上がっていることを認識することが出来ました。この内容の確認は、明日の授業で行うとのことで、今日の授業が終わりましたが、生徒達には、「自分が今回アメリカに来て受けたカルチャーショック」について、5つ以上のことを書いてくるようにという宿題が出されました。

 こうして、今日も6時間のESLを受けて、生徒達の頭の中は、たくさんの汗をかいて、やかんのように沸騰したことと思いますよ。