カナダセミナー第5日目

2019年7月26日


 カナダセミナーは第5日目を迎えました。昨日のバンフ観光では、Lake Louiseを訪れた朝方は小雨に見舞われたものの、午後には天候も回復し、最高気温は32度にまで達しました。多くのお土産屋さんが立ち並ぶバンフでは、セミナー参加者たちはチョコレートやメイプルシロップを初めとするたくさんのお土産を買っていました。セミナー参加者たちの中には日本専門店を見つけ出し、恋しくなった日本食を買い込む生徒もいたようです。
 
 第5日目の午前中の授業は、明日訪れることとなるHeritage Parkの予備学習です。シャーロット先生からカナダの歴史についてとても詳しい説明がありました。カナダは日本と比べるととても歴史の浅い国ですが、1867年に初めて正式な国となり、多くの移民の人々から成り立っている国です。農業、石油を中心として国が発展し、Hudson’s Bay Companyは、fur trading companyとして、カナダで最初に設立された最も重要な会社であることなど、様々なポイントやキーワードが説明されました。
 
 午前中の2コマ目の授業では、キム先生から“L”と“R”の発音の仕方のレッスンです。特に単語の最後に“L”や“R”がつく場合などは、発音が重要となります。周到に用意された単語カードやアシスタントのカナダ人高校生たちの力を借りながら、楽しそうに発音トレーニングを繰り返していました。


 さてセミナー参加者たちは、毎日のお弁当をそれぞれホストファミリーから渡され学校に登校してきます。本日は彼らのお弁当をちょっとだけ覗かせてもらいましよう。カナダでは日本と同じように、昼間は仕事に出る女性も多いことから、簡単に作れる昼食が多いようです。サンドウィッチ、ピザ、ラザニアや持ってきた具材をレンジで温めて作るタコス?的なお弁当などもありました。
 
 午後の授業は、スキット(寸劇)作りとその発表準備です。セミナー参加者たちは3〜4人一組で1グループとなって5分間のストーリーを作り、翌日発表することになりました。ストーリーの冒頭部分では、劇に関する登場人物たちの情報をWho, Where, Whatの要素をしっかりと取り入れて、示さなければなりません。ストーリー中盤では何か事件や問題が起こるようにすること、そして結末部分では、その事件が解決されるようにあらすじを設定することがルールです。
 
 このスキットによる学習活動には、単なる英語力だけではなく、生徒たちの思考力や発想力、協力体制など多くの要素が含まれています。午後の授業の後半は、明日のこのスキットの発表に向けて、それぞれのグループが、おもいおもいにパフォーマンスを考えて練習していました。翌日の発表がとても楽しみです。
 
 さて明日は、本日午前中に学習したカナダの歴史を楽しみながら学ぶことができるテーマパークであるHeritage Parkでの校外学習となります。