カナダセミナー第9日目

2019年7月30日

 カナダセミナーも終盤、第9日目を迎えました。
 本日もセミナー参加者たちはホストファミリーに見送られ、皆んな元気に学校へ登校です。昨日と一昨日は土日であったため、現地の学校も休校でした。そのためセミナー参加者たちにとっては、ホストファミリーと過ごす初めての連休となりました。
 
 生徒たちは、遊園地や湖、農場、またミリタリーミュージアムや恐竜博物館などで、それぞれ楽しい週末を過ごしたようです。またホストファミリーの中には、多くの親戚や知人たちを自宅に招いて、パーティーやスポーツ、ゲームなどで盛り上がった家庭もあったようです。
 
 さて第9日目は、カナダセミナーで初めてのプログラムとなるFarm Tourに午後から出かけることになっています。

 午前中はKim先生から、カナダの農業や牧畜について詳しい説明がありました。“Barn”は、多くの飼育動物や台車、餌などを収納する“家畜小屋”であること、また多くの家畜は“hay(わら)”=grassを食べて飼育されていることを初め、様々な家畜の子供の呼び名などに関しても説明がありました。cowの子供は“calf”、sheepの子供は“lamb”、horseの子供は“foal”、pigの子供は“piglet”など、日本人の生徒たちにとってはあまり聞きなれない名前かもしれません。
 
 またアルバータ州の農業についても分かりやすい説明がありました。Agriculture(農業)は、“Livestock(家畜)”と“Crops(農作物)”に分かれ、生徒たちが訪れているアルバータ州では、多くのwheat(小麦)が収穫されます。そしてその小麦はパンを初め、クラッカーやシリアル、サンドウィッチやピザなどの多くの日常食品になります。朝食後間もない生徒たちは、テーブル一杯にキム先生から準備されたパンをオーブンで温めて、食べさせられることとなりました。少々強引な“食育の授業”となりましたが、ここは大人の対応を学園生たちは見せてくれました。
 
 さて午後は、現地学校からスクールバスで30分程の所にあるFarmの“Butterfield Acres”へ出かけました。セミナー参加者たちは、牛や馬、鶏を初め多くの家畜に触れ合うことができ、搾乳体験などもすることができました。動物に触れることを少々苦手とする生徒もいましたが、動物好きの生徒にとっては、たまらない場所であったようで、たくさんの動物たちを手にとって触れ合い、束の間の癒しの時間を過ごすことができたようです。

 今回訪れた農場でも現地アシスタントの高校生たちは、とても一生懸命にセミナー参加者たちと行動をともにし、我々のサポートをしてくれました。写真に登場する高校生と先生は、今年のカナダセミナーで我々の学習プログラムを支えてくれている“Shonan TA Gangs(学園生のためのアシスタントの仲間たち)”です。写真は左から、Winston、Shawn、Kelley、Charlotte先生、Dunni、(渡邉)です。特にDunniは、今年で4年連続となるカナダセミナーへの参加です。お茶目で少々おてんば娘だった4年前からはうって変わり、今年のカナダセミナーではリーダー的なTAの存在にまで成長しています。
 
 早いもので明日はカナダセミナーも実質的に最後のプログラムを迎えることとなります。本日誕生日だったシャーロット先生、そして明日17歳の誕生日を迎えるドゥニーのお祝いも忘れずに、素敵な一日を過ごしたいと思います。