カナダセミナー4日目の報告 その2

2025年7月25日

 昨日とはうって変わって、今日は眩しい太陽が輝く、爽やかな青空が広がりました。湿気ひとつないここエアドリーの夏は、不快感が全くなく、本当に過ごしやすい気候です。こんな素晴らしい天気の中、私達は、午後に、スクールバスに乗って、ヘリテージ・パークへと向かいました。スクールバスは、ハリウッド映画に出てくるものと同じ黄色いお馴染みのもので、このバスを見るだけでも何だか心がウキウキとしてきます。

 ヘリテージ・パーク (Heritage Park) は、アルバータ州カルガリーにある、1860年代から1930年代までのカナダ西部の生活を再現した歴史村と生活歴史博物館です。ここでは、様々な展示物を見学したり、蒸気機関車や外輪車に乗ったり、着ぐるみを着た解説員による歴史の再現を体験することが出来ます。

 当時の人々の装いをしたガイドさんの話では、ここにある建物や客車や機関車などは、すべて当時のオリジナルのもので、アルバータ州の各地から持って来て再築したものなんだそうです。住居や学校、教会や病院など、そこに入ると、当時の人々の暮らしが手に取るように分かりました。ガイドさんが丁寧にゆっくりと説明してくれたお陰で、生徒達も頑張って説明を聞き取ろうとしたり、質問に答えたりもしていましたよ。パーク内には、大陸横断鉄道の寝台車もそのまま展示してあり、この客車に乗って旅行するなんてすごく素敵だろうなと感じさせてもらいました。当時の生活を忍ばせる家畜も多く飼育されており、19世紀半ばから20世紀初頭のカナダの人々の暮らしを体感することが出来ました。